今から約50年前、私がサッカーに興味を持つきっかけになったダイヤモンドサッカーという番組がありました。その番組で実況役をされ、解説の故・岡野俊一郎さんと息の合ったコンビで素人にも非常にわかりやすい解説をされていたアナウンサーの金子勝彦さんが亡くなられたとのニュースが入りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b9c5c472b6e0d8cce508a0c71d16c0c7c8ce154
「サッカーを愛する皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?」という番組冒頭の金子アナウンサーの名セリフは今でも私の心の中に残っています。前半45分と後半45分を2週に分けて放送されるため、1週目が終わると翌週までの1週間が待ち遠しいものでした。ブンデスリーガやイングランドリーグ(今で言うプレミアリーグ)、ワールドカップ予選などの放送が多かったと思いますが、ダイヤモンドサッカーを見て海外のいろいろなチームを知ることが出来ました。マンチェスターシティ、アーセナル、トットナム、ダービーカウンティ、コベントリー、レスター、バイエルンミュンヘン、ボルシアMG、1FCケルン、ハンブルガーSVなどなど、名だたる名門チームを50年ほど前にこの番組で知りました。金子アナウンサーの声を聴くと自然とサッカーというスポーツが脳に浮かんでくるのです。そういうアナウンサーは少ないです。当時と比べれば、日本のサッカーも劇的に進化しました。進化した日本代表の試合の実況を岡野俊一郎さんとのコンビでじっくり聴いてみたかった、そんな思いが湧いてきます。
長い間、本当にありがとうございました。天国でこれからの日本のサッカーを岡野さんといっしょに見守っていてください。