強風が吹く1日となった今日、野洲市ビッグレイクにて高校サッカー選手権滋賀県予選の試合を2試合観てきました。
① 近江高校9-0(5-0、4-0)甲西高校
プリンスリーグ関西1部で現在4位につけている近江高校が貫録の圧勝です。鋭い出足の守備とスピード豊かな攻撃で主導権を握った近江が前半のうちに大量リードを奪い、後半もペースを渡すことなく追加点を上げてゆきました。甲西高校にも個人技のある選手が数名おり、個人での突破を時折見せましたが、近江の守備をこじ開けることはできませんでした。スコアは大きな差がつきましたが、テクニカルな選手を抱えていた甲西高校もよく頑張っており、スコアほどの力の差があったようには見えませんでした。プリンスリーグを戦っている近江の方が経験値が1枚も2枚も上だったということでしょうか?スコアは一方的でしたが、見ごたえのあるいい試合でした。
② 野洲高校 0-2(0-1、0-1)守山北高校
隣りのコートで行われた2つ目の試合はテクニックの野洲か、スピードとパワーの守山北か、という点を注目して観ていました。前半、CKの混戦から守山北が先制。野洲も反撃に出ますが、なかなかシュートまで持ち込めず、前半を0-1で終了。後半、メンバーチェンジをしてきた野洲が攻勢に出て、何度か決定機を迎えましたが、あと1歩というところで決めきれません。逆に試合終了間際に守山北のカウンターを受け、ペナルティエリア内で相手の足を引っかけてしまった野洲がPKを与えてしまいます。これを決められ、試合は終わりました。今から約18年前に全国制覇をした野洲高校ですが、近年は影を潜めています。今日の試合も全盛期のイメージからすると個人技もパスワークも陰りが見えています。今後の奮起に期待したいものです。
また、同時刻の試合のため観ることはできませんでしたが、優勝候補のひとつでもある草津東高校は滋賀学園を延長で下して次のステージに進みました。決勝はまだ先のことですが、今年の選手権の滋賀県代表がどこになるのか注目したいと思います。
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