2024年1月4日木曜日

国立へ

全国高校サッカー選手権 準々決勝

   神村学園 3-4(2-1)近江

U17日本代表の選手を擁する優勝候補・神村学園と近江高校のゲームは近江が再逆転で勝利を収め、初のベスト4(滋賀県勢としては野洲高校が優勝した2006年1月以来)に進出しました。ゲームは近江が先制しますが、神村学園が前半のうちに逆転、前半は神村学園のペースで2-1で終了しました。後半は近江がペースを握り始め、チャンスを次々と作ります。ボールを奪われた後の寄せが速く、狭いスペースでのパスも有効で押し気味にゲームを進めます。そして、混戦からのこぼれ球が右サイドへ流れ、その右からのクロスを頭で押し込み2-2の同点にします。これで一気に近江の流れかと思った矢先、自陣ゴール前でFKを与え、これをU17日本代表のエース名和田選手に直接決められました。GKからは逆光で見にくかったのかもしれず、何度も手を目の上にかざす姿が見られました。ただ、このあとも近江の細かいパスはよく通り、また左ウイングの金山選手のドリブルも有効でチャンスが連続します。そして、右CKからのボールを直接ヘディングで決めて3-3と再び振り出しに戻します。その後も一進一退のゲームが続き、PK戦かと思われたアディショナルタイムにまたも左からのドリブル突破から逆サイドへ、折り返しを見事にゴールへ流し込み、これが決勝点になりました。3回戦に続いて優勝候補を撃破したことで選手たちはさらに自信を深めたかもしれません。次の国立競技場での準決勝は堀越高校(東京都)で、完全アウェイ状態になるかもしれませんが、今までどおり、出足鋭い守りと狭い局面での崩しで面白いサッカーをしてほしいです。野洲高校以来の決勝進出を期待したいと思います。


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