アジアカップはグループリーグが終わり、いよいよ決勝トーナメントに入ります。日本は第2戦でつまづきましたが、3戦目でインドネシアを破り、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めています。そして、その相手はバーレーンに決まりました。当初の状況では、韓国もしくはヨルダンのどちらか、確率的には韓国になる可能性が高かったのですが、最終戦でよもやの結果になり、直前までグループ3位だったバーレーンが逆転でグループを突破して日本の対戦相手になりました。優勝するためにはベスト16から4連勝するしか道はありません。グループリーグで苦しんだ分、ここから本来の実力を発揮してほしいものです。ポイントの一つは三笘の復帰で、既にフルメニューで練習をこなしたとのことで、31日の試合に出てくる可能性もあります。ケガ明けでしばらく実戦をこなしていないので、スタメンは中村敬で、状況を見て途中から出てくるのかもしれません。もうひとつ、何かと物議を醸しだしていたGKをどうするか?です。あくまで鈴木を信頼して押し通すのか、前川を出してくるのか、ちょっと注目です。この前の第3戦を見る限り、調子の良さそうなのは堂安、旗手、毎熊、上田といった面々ですが、4バックシステムで彼らがそのまま出場するのか、あるいはシステムを変えて3バックにするのか、森保さんの采配も見ものです。とにかく、何が何でも勝って次に進んでもらいましょう。
2024年1月28日日曜日
2024年1月24日水曜日
決勝トーナメントへ
アジアカップ グループリーグ
日本 3-1(1-0)インドネシア
第2戦でイラクに敗れた結果、仮にこの試合に勝って得失点差でイラクを上回ったとしても1位にはなれず、2位でのグループ突破になるという最終戦。先ずは勝つこと、そして次は内容です。結果は上田の2ゴールと相手のオウンゴール(上田のハットトリックでもいいように思いますが)で3ゴールを奪って勝つことができました。昨年の試合では多くの試合で4ゴール以上あげてきましたが、やはり公式戦になると相手の徹底研究の前になかなかゴールを決めることができません。また、この試合でも最後の最後に失点し、これでグループリーグでは毎試合失点を記録することになりました。決勝トーナメントからは負けたら終わりなので、不用意な失点は致命傷になりかねません。相手は韓国かヨルダンか... どちらにせよ、最初の山場です。ここを突破しても次の山からはイラン、開催国のカタールが出てくると思われますが、そこを考えることなく、最初の山場となる決勝トーナメント1回戦(ベスト16)でしっかり結果を出してほしいと思います。気になるのは三笘の復帰が間に合うのかどうかですが、ケガでしばらく実戦から遠のいているので、フルタイム出場はないかもしれません。そろそろ、堂安や久保あたりに試合を決める活躍を期待したいものです。
2024年1月21日日曜日
3戦目、どう戦うか?
イラクに敗れたその日以来、ネットには様々な意見、批判、怒りのコメントが出回っています。かく言う私も文句は言いたいです。なぜ、南野を左サイドで起用したのか?南野を左で使って失敗した過去があるではないか!初戦から調子が悪そうに見えた菅原をなぜ先発に使ったのか?毎熊がいるではないか!引いてくると予想される相手に対し、なぜ1トップは浅野なのか?上田がいるではないか!...こういった意見は当たり前のようにたくさん出ていて、私もすべてに同感です。GK鈴木の責任の大きさを責める意見もありますが、それよりもポジション、配置の問題が大きいように思います。もちろん、GK鈴木も褒められた内容ではなかったですが、それがすべてではないと思います。後半になって南野をセンターに、伊東純也を左に、久保を右に入れ替えましたが、このメンツなら最初からそうすべきだと思います。あるいは調子の良かった南野を1トップにして、左に旗手あたりを配置するのも面白かったと思います。まあ、今更何を言っても遅いので、とにかく3戦目のインドネシアとの試合に全員が全力を出し切ってスッキリ勝ってほしいものです。イラク戦の結果を見て、おそらくインドネシアもトップの大柄な選手めがけてロングボールを放り込んでくるような気がします。板倉、町田、冨安など長身のDFを中央に置き、さらには前線で早めのプレスをかけてロングボールを蹴らせないようにする等、明確な決め事を共有して盤石の試合を期待しています。残念ながら、インドネシアとの試合も地上波放送がありません。ここで負けたら地上波で勝つ試合がひとつも見られなくなるので、そうならないよう、2位抜けでも何でも決勝トーナメントを最後まで勝ち抜いてほしいと思います。ここで耐えろ!頑張れ!アジアカップで本来の日本代表の実力を見せる最初の試合は24日のインドネシア戦です。そこからの再スタートを期待しています!
2024年1月19日金曜日
連勝ストップ
アジアカップ グループリーグ
日本 1-2(0-2) イラク
日本代表の国際試合の連勝が10で止まりました。開始早々に先制された後も、決定機がなかなか作れません。イラクのプレスが強いこともありましたが、細かいパスミスが散見され、両サイドからゴール前へのクロスも精度を欠いたものが多かったように思います。シュート数も前半は少なく、攻撃の迫力はあまり感じられませんでした。アディショナルタイムにあまりにも痛い追加点を奪われ、0-2で前半を終えました。後半はイラクがカウンター狙いで守りを固めてきたこともあり、押し込む時間が増えましたが、精度を欠いたラストパスは改善されず時間だけが過ぎてゆきます。終了間際にCKから1点を返しましたが、同点ゴールは奪えませんでした。この試合、相手ゴール近くでのパス精度が低かったこともありますが、DF陣が裏を取られるシーンが何度も見られたので、DFに安定感を取り戻すことが重要であるように思います。2試合で4失点したDFは次のインドネシア戦では無失点で勝ち切ることが求められます。敗れはしましたが、決勝トーナメントへの進出は次戦で勝てば決まります。今日の負けで1位通過はかなり難しくなりましたが、何位であろうと決勝トーナメントに残ることが最重要です。3戦目は必ずすっきり勝ってほしいと思います。
2024年1月15日月曜日
アジアカップ開幕
2024年1月9日火曜日
近江高校が示した勇気
全国高校サッカー選手権大会 決勝
青森山田3-1(1-0)近江
野洲高校以来の18年ぶりの滋賀県勢の優勝は、あと1歩というところで達成できませんでした。高校サッカーでは絶対王者と言われる青森山田に対して、個々のテクニックとドリブル、1対1での粘りなど、他チームとは一線を画すサッカーで勝ち上がってきた近江。前半に先制されるも、準決勝までと同じように細かいパス回しを駆使して対峙し、0-1のスコアのまま前半を終わります。「後半に強い」と言われてきた近江が、その言葉どおり後半すぐに息を吹き返します。2分、浅井選手が巧みなドリブルから右を走る金山選手へスルーパス、これを中へ折り返し、最後は山本選手がゴールに流し込みました。近江らしい攻撃だったと思います。これで一気に近江のペースになるのかと思われましたが、さすが青森山田、逆にプレスを強めてペースを再び自分たちに戻し、すぐに2点目を決めます。このまま1点差で進めば近江もワンチャンスで追いつけるのですが、オウンゴールで不運な3点目を失い、勝負は決まりました。近江にとっては残念な結果でしたが、青森山田のパワーに対して最後まで勇気を持ってドリブルと狭いエリアでのショートパスで対抗し続けた姿はとても印象深く、素晴らしいチャレンジだったと思います。細かいパスは中盤では有効でしたが、最後のところ(ペナルティエリア付近)では青森山田の屈強なディフェンスを破ることが出来ませんでした。優勝はできませんでしたが、日本中のサッカーファンの目に焼き付けた今回のスタイルは今後も続けてほしいし、さらにプラスしてプレー強度も上げて今度こそ日本一を取れるよう頑張ってほしいです。最後に近江高校のコーチをしている後輩のHくんに一言... 準優勝おめでとう!
2024年1月8日月曜日
今シーズン初の積雪
今朝、目が覚めて外を見るとうっすら雪景色。日野町の平地では今シーズン初の積雪となりました。いくら暖冬の傾向があると言っても、やっぱり寒いことに変わりはありません。今年に入ってすぐに能登地方を中心に大きな地震があり、今日現在で100人以上の方が亡くなっておられ、それ以外にも多数のけが人、倒壊した家屋、山崩れや道路の損壊など、大変な事態になっています。お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。滋賀県南部ではこの程度の雪で済んでいますが、北陸地方はかなりの大雪になるとの予報も出ており、地震被害への対応中に追い打ちをかけるような悪天候は何とか早く収まってほしいものです。こちらの雪は明日には止みそうです。
2024年1月6日土曜日
近江高校 決勝進出!
全国高校サッカー選手権 準決勝
堀越 1-3(0-3)近江
優勝候補を次々と倒してきた近江が堀越を前半から圧倒して3-1で勝ち、初めての決勝進出を果たしました。思いのほか早い時間帯からゲームが動き、11分に先制、13分に追加点、さらに22分に3点目と前半で一気に勝負をつけてしまいました。相変わらず豊富な運動量で球際が強く、ボールを奪われてもすぐに取り返すという光景がこの試合でも見られ、前半はほとんど相手にチャンスを与えませんでした。後半はやや堀越が盛り返してきましたが、決定機は後半も近江の方が多く、あと2~3点入っていてもおかしくない、そんなゲームでした。終了間際にPKで1点返されましたが、完勝といっていいと思います。欲を言えばマイボールを失う場面をもう少し減らせれば完璧ですが、連戦の疲れもあるでしょうし、仕方ないかもしれません。決勝は青森山田。高校サッカーではKING of KING とも言えるチームです。おそらくフィジカル勝負では勝てないと思いますが、今まで見せてきた豊富な運動量と細かいパスワークを存分に発揮して、いい試合をしてほしいと思います。2005年度の野洲高校以来の優勝という声が滋賀県民からは聞こえてきそうですが、あまり意識せず思い切ってプレーしてほしいと思います。最後のひとつ、頑張れ!近江高校!
2024年1月4日木曜日
国立へ
全国高校サッカー選手権 準々決勝
神村学園 3-4(2-1)近江
U17日本代表の選手を擁する優勝候補・神村学園と近江高校のゲームは近江が再逆転で勝利を収め、初のベスト4(滋賀県勢としては野洲高校が優勝した2006年1月以来)に進出しました。ゲームは近江が先制しますが、神村学園が前半のうちに逆転、前半は神村学園のペースで2-1で終了しました。後半は近江がペースを握り始め、チャンスを次々と作ります。ボールを奪われた後の寄せが速く、狭いスペースでのパスも有効で押し気味にゲームを進めます。そして、混戦からのこぼれ球が右サイドへ流れ、その右からのクロスを頭で押し込み2-2の同点にします。これで一気に近江の流れかと思った矢先、自陣ゴール前でFKを与え、これをU17日本代表のエース名和田選手に直接決められました。GKからは逆光で見にくかったのかもしれず、何度も手を目の上にかざす姿が見られました。ただ、このあとも近江の細かいパスはよく通り、また左ウイングの金山選手のドリブルも有効でチャンスが連続します。そして、右CKからのボールを直接ヘディングで決めて3-3と再び振り出しに戻します。その後も一進一退のゲームが続き、PK戦かと思われたアディショナルタイムにまたも左からのドリブル突破から逆サイドへ、折り返しを見事にゴールへ流し込み、これが決勝点になりました。3回戦に続いて優勝候補を撃破したことで選手たちはさらに自信を深めたかもしれません。次の国立競技場での準決勝は堀越高校(東京都)で、完全アウェイ状態になるかもしれませんが、今までどおり、出足鋭い守りと狭い局面での崩しで面白いサッカーをしてほしいです。野洲高校以来の決勝進出を期待したいと思います。
2024年1月1日月曜日
あけましておめでとうございます!
新しい年が明けました。世界に目を向けると、2023年は大きな紛争が解決を見ないまま年を越すことになりました。2024年...1日も早く平和が訪れることを祈りたいと思います。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
国内では、物価高や物流2024年問題など私たちの生活の中にも大きな影響が出るであろう課題がありますが、大きな混乱が起こることなく無事平穏にことが進んでほしいですね。また、サッカー界では2026W杯アジア予選、パリ五輪のアジア予選とビッグマッチが控えており、大変重要な1年になります。世の中の平和とともに、サッカー日本代表のさらなる躍進を期待したいものです。
2023年12月31日日曜日
近江高校 初戦突破!
第102回高校サッカー選手権大会 2回戦
日大藤沢 1-1(PK3-4)近江
近江高校が1-1からのPK合戦で4-3で今夏インターハイ4強の日大藤沢を下し、ベスト16に進みました。開始早々に先制され、前半は押し込まれる場面が何度かあり、さすが夏の4強は簡単ではないなと思いました。ただ、近江もルーズボールによく絡み、決して一方的に押されることはありませんでした。失点を1点で止めたことで後半も競った展開が続きます。そして、13分に右からのクロスが逆サイドにこぼれたところを落ち着いて決め同点に追いつきました。勢いがついた近江がその後はやや押し気味にゲームを進めましたが、両チームゆずらずPK戦になり、GKが2本を止めた近江が4-3で勝利を収めました。次戦は今夏インターハイ王者の明秀日立(茨城)です。今日以上に難しい相手ですが、今日と同様に1対1での勝負を恐れず思い切って戦ってほしいものです。近江高校には私の後輩がコーチとして入っていますが、お祝いはもっと先にしたいものです。頑張れ!近江高校。
https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2023/match_page/m28.html
2023年12月23日土曜日
Jリーグ 秋春制へ
Jリーグが2026年から秋春制に変わることが発表されました。日本という国において、年度という考えはほとんどの場合において4月から翌年3月です。学校しかり、企業しかり、メジャーなプロスポーツであるプロ野球も春に始まり秋に終わります。ところが、欧米においては学校も9月に始まったりして、いわゆる秋春制と同じシーズンになっています。今回のJリーグの秋春制は特に欧州のサッカーシーズンを強く意識したものと思われ、これにより、欧州との交流(公式戦、親善試合、チーム間の移籍のし易さ)が今まで以上に親密にできることが期待され、日本のサッカーのレベルアップにも役立つ出来事です。ただ、問題がないわけではなく、雪の多い地方のチームでは雪の季節にホームゲームが開催できないなどの問題があり、アルビレックス新潟は反対をしていました。しかし、この問題をJリーグ側が補助する(どんな補助をするのかわかりませんが)ことを表明しています。また、猛暑時期(7月~8月の中間部分)の試合がなくなることで、試合のクオリティが下がることも防げる効果があり、選手にとっても観客にとってもいい話だと思います。高卒や大卒でJリーグチームと契約した選手は、いきなりシーズン真っ盛り、しかもシーズンの後半で順位争いが激化してくる最中に就職するわけで、余程の即戦力でない限り最初の半年は「研修期間」みたいになるのでしょうか?いろいろな意味で注目される秋春制への以降、2026年に注目です。
2023年12月19日火曜日
ウクライナに平和が訪れますように
シャフタルドネツク 2-2 福岡(2023年12月18日 新国立競技場)
昨日、ウクライナのシャフタルドネツクとJリーグのアビスパ福岡が親善試合を行いました。シャフタルドネツクはウクライナを代表する名門チームで現在ヨーロッパで行われているチャンピオンズリーグ(ヨーロッパ各国リーグの上位チームが集まって覇権を争う大会)にもウクライナ代表で参加している強豪チームです。戦禍で苦しんでいるウクライナではサッカーの試合も満足に出来ない状況が続いているようですが、そんな中でも彼らは何とか国民に勇気と希望を与えようと頑張っています。今回のアビスパ福岡との対戦は、単に日本とウクライナの親善ということだけでなく、こういった試合を通じて平和の尊さを世界中の人々に伝え、ロシアが自ら侵攻をやめる機運を醸成する一助になればと思います。ロシアにも多くのサッカー選手がいますが、ロシアは現在ヨーロッパでの各種大会に参加できません。そういう意味ではロシアのサッカー選手もまた(ロシアの中の)被害者なのかもしれません。この試合をどれだけの人が認知したのかわかりませんが、ウクライナに早く平和が訪れることを願って止みません。
2023年12月17日日曜日
もうすぐ全国大会<近江高校>
もうすぐ恒例の全国高校サッカー選手権が始まります。滋賀県からは近江高校が出場し、初戦で神奈川代表の日大藤沢高校と対戦します。以前、私といっしょにサッカーをしていた友人が現在近江高校のコーチをしており、先日の滋賀県予選の会場で会った時に少し話をしました。3バックシステムを使うことが多いように言ってましたが、確かに先日見に行った予選の試合でもウィングによく走る上手い選手がいて、「あの子を活かそうとしてるんやなあ」と納得。先日行われたプレミアリーグ昇格のかかったプレーオフ決勝で鹿児島城西高校に0-1で負けたため、来年のプレミア昇格はできませんでしたが、まもなく始まる全国高校サッカー選手権でリベンジを果たすべく、1つでも多く勝ってほしいと思います。初戦の相手はレベルの高い神奈川代表だけにそう簡単には勝たせてくれないでしょうけど、ベストを尽くしていい試合をしてほしいと思います。
コーチのH君へ「頑張っていい試合してください。期待してます!」
近江高校サッカー部 | フットボールNAVI (footballnavi.jp)
12月31日 14:10 キックオフ 日大藤沢高校 VS 近江高校
2023年12月13日水曜日
新・国立競技場の芝生
今度の元日(2024年1月1日)にアジアカップを控える日本代表がタイ代表と強化試合を行うことになっています。タイ代表はチームのレベルで言えば日本よりも下に見られていますが、今回の目的はアジアカップの1次リーグで対戦する3チームのうち2つが東南アジアのチーム(ベトナムとインドネシア)ということで、それに近いサッカーをするチームとの試合を組んだものと思われます。日本代表チームのメンバーは、元日前後に所属チームで試合のある一部の海外組を除いた構成になっており、これは仕方ないと思います。そして、この穴を埋める形で新しいメンバーが入ってきており、メンバー的にはなかなか面白い感じです。ところが、そんな試合に水を差すかもしれない事案が発生しています。会場となる新・国立競技場の芝生の状態が良くないようです。東京五輪のあと、陸上トラックを撤去して球技専用スタジアムにしたかったサッカー関係者の希望も空しく、トラックは残ることになり、その結果いろいろな行事で芝生が酷使されてしまう羽目になっています。今からでもいい状態になるよう努力はされるでしょうが、付け焼刃的に対処しても化けの皮がすぐに剥がれるかもしれません。何とか美しく、しっかり根を張った芝生にしてほしいと思います。
2023年11月28日火曜日
W杯予選 アウェイのTV放送
過日(11/21)の2026W杯アジア2次予選 シリア代表 vs 日本代表の試合が行われ、日本が5−0で勝点3を上積みしました。2試合消化時点で日本が勝点6で首位となっています。この試合は勝敗はもちろん、別のことでも注目されました。TV放送です。日本代表の試合、特にW杯予選ともなると注目度が高く、必ず地上波でTV放送されていました。ところが、この試合では放送がありませんでした。前代未聞です。この試合はシリア側に放映権があるので放映権料もシリア側に決める権利があるとのこと。どうもその要求額が尋常ではなかったようです。本当かどうかわかりませんが、2億円という噂も出ています。日本のTV局からすると是非とも放送したいはずでしたが、日本時間の深夜の時間帯で視聴率もそれなりに落ちることを考えるとあまりに高い(世間では「法外な額」と言われています)金額は飲めないので放送を断念したということのようです。日本の足元を見ているとしか思えない話ですが、この額にOKを出してしまうと今後も同様の額を要求される可能性があるので、毅然とした態度で断ったのはやむを得ない話だと思います。そしてこの問題は来年3月に予定されている北朝鮮とのアウェイマッチでも起こりうる問題です。アウェイマッチが平壌で行われるのか、中立地で行われるのか定かではありませんが、同じような放映権料を要求されたらまた断るしかないでしょう。グループ分けの抽選結果でこういうことが起こってしまうのは本当に残念です。
2023年11月20日月曜日
U17W杯ベスト16 日本代表 1-2 スペイン代表
アルゼンチン、セネガル、ポーランドという強者が揃ったグループを2勝1敗で通過した日本はスペインと決勝トーナメント1回戦を戦いました。ここでスペインを破るとその勢いでさらに上まで行けそうな雰囲気はありましたが、さすがにスペインも強いです。スペインがボール保持で上回ることは予想の範疇でしたが、予想以上にボールを持たれた感じがします。一時は名和田のゴールで同点に追いつきましたが、その後はなかなかチャンスを作れませんでした。一番の違いはパスの精度でしょうか。スペインは簡単なミスパスをほとんどしません。日本はせっかく奪ったマイボールをすぐに奪われるシーンが多くあり、相手ペナルティエリアにまで運ぶ回数が足りなかったですね。グループを1位抜けしたスペインの方が会場の移動もなく、日程的にも有利だったことは確かですが、それだけではないことは試合を見れば一目瞭然です。このプレス強度の中でもっと精度を上げないと勝てないということがわかったと思います。残念ながらベスト8には進めませんでしたが、U17の選手たちは次のカテゴリーがあり、それがまだまだ続きます。この負けを次へつなげていってほしいと思います。
2023年11月18日土曜日
親善試合 U22日本代表 5-2 U22アルゼンチン代表
パリ五輪を目指すU22日本代表がベストメンバーを揃えたと言われたU22アルゼンチン代表に快勝です。試合開始とともにアルゼンチンがスピード、テクニックともに非常に高いレベルで日本を攻め込んできますが、日本も最後のところでは踏ん張りゴールを許しません。すると、日本はペナルティエリア左からのパスを受けた佐藤がやや右に置きなおしシュート、これがゴール左に決まり先制します。しかし、アルゼンチンも日本DFのちょっとしたミスをついて同点ゴール、後半にはゴール前でのFKを直接決められ逆転を許します。先週のU17W杯でも同様にアルゼンチンに直接FKを決められましたが、日本にも直接FKを決めきれる(中村俊輔みたいな)選手がほしいところです。逆転を許した日本ですが、その後アルゼンチンのスピードに慣れてきたのか1対1でのボールの奪い合いに勝つ場面が増えてきます。そして、鈴木唯人が同点、逆転ゴールを決め、流れは日本に傾いてきます。最終的には松村、福田のゴールで5点を奪う大勝で、このスコアには驚きを覚えました。先日のU17とはやはりスピード、パワーの両面でレベルが両チームとも非常に高く、その上で連携もスムーズだったので、見ていて楽しい試合でした。来年の春、パリ五輪のアジア予選が行われますが、五輪切符の獲得はもちろん、このU22日本代表からA代表に上がってくる選手が出てくることを期待したいものです。
2023年11月16日木曜日
2026W杯予選 日本代表 5-0 ミャンマー代表
次のW杯に向けた予選がいよいよ始まりました。初戦は難しいもの、ということがささやかれる中、5-0というスタートは相手が格下とはいえ良かったと思います。多くの主力が怪我でチームを離れたため、スタメンも少し違った雰囲気で始まりました。
FW 上田
MF 堂安、南野、相馬、鎌田、田中
DF 中山、谷口、町田、毎熊
GK 大迫
おおよそ私も予想していたメンバーです。中山がキャプテンを務めましたが、彼は下の年齢のカテゴリーでもキャプテンをしていたので、そう違和感はなかったでしょう。ゲームはやはり相手のほとんど全員が引いてしまい、自陣ペナルティエリア付近に7人くらいが並んでいます。ほとんどの時間でボールをキープすることができ、パスも自由に回せます。まるでミャンマーの守備練習をしているみたいです。これだけ密集していると突破するのはなかなか難しく、パスやドリブルにちょっとしたズレがあるとDFラインにすぐに引っかかってしまいます。そんな中、DFの裏に抜けた上田が頭で先制点を決めます。完全に引いてしまったDFに対しては「遠目からシュートを打つ」という定石を実行した鎌田がミドルシュートを決め2点目。前半アディショナルタイムには上田が3点目を決め、前半でほぼ勝敗は決まったも同然でした。後半に何点追加するか?が焦点になりましたが、後半もなかなか密集DFをこじ開けることができません。結局、後半は2点止まりで終わりましたが、チャンスの数を考えるともっと点が入っても良かったはずです。そんな試合でしたが、この試合の収穫は初出場を果たした選手がいたことでしょうか。佐野、細谷も初めてにしては良かったと思います。相手のレベルが低かったことは考慮しないといけませんが、いい経験をつめたでしょう。GK前川は短時間で、しかもボールが来なかったため、評価はできませんね。久しぶりの相馬、渡辺もまあまあといったところでしょうか?
このあと、2戦目(シリアとのアウェイ戦)に向けてサウジアラビアに飛びますが、今日の試合で休んだ選手が中心になるのでしょう。アウェイということだけでなく、今日のような楽な試合にはならないはずです。相手も攻めてくるでしょうから逆にDFラインは今日ほど密集はしないはずで、パスで崩すのは今日よりやり易いのではないかと思います。とにかく、スコアはともかく勝ち点3をもぎ取って帰ってきてほしいですね。
2023年11月11日土曜日
W杯予選スタート! 怪我人続出でどうなるか?
来週からW杯アジア予選が始まりますが、日本代表では怪我により離脱する選手が出てきています。DFでは板倉、MF/FWでは旗手、中村敬といった代表でもレギュラークラスともいえる選手が11月の試合には間に合いません。そして昨日、前田も怪我を負い離脱するとの一報が入りました。はっきりとはしませんが、富安もちょっと怪しそうな雰囲気です。さらに久保や三笘などは直前まで試合があり、初戦のミャンマー戦に最初から出るかどうかも定かではなくなってきました。もし、これらの選手がスタメンに並ぶのが無理だとするとどんなメンバーになるのでしょうか?次のシリアとのアウェーゲームもあるので、過密日程で合流が遅れる海外組はそちらに照準を合わせるとなるとDFのリーダーは谷口あたりでしょうか?ボランチの遠藤は欠かせないとして、コンビを組む田中碧はひとつ前に配置して、ミャンマー戦は遠藤のワンボランチでいくかもしれません。三笘、旗手、前田という左サイドの選手が軒並み使えないとなると、南野を以前のようにサイドに置くのでしょうか?あるいは久しぶりに相馬あたりを左に置くかもしれません。鎌田は調子を落としているのかもしれませんが、ミャンマー戦なら先発で出るような気もします。鎌田がダメなら堂安でしょうか?いずれにせよ、直前で合流する海外組のコンディション次第だと思います。とにかく最初の2戦で勝ち点6、最悪でも勝ち点4は欲しいところです。
◎ミャンマー戦?
GK 大迫
DF 谷口 町田 毎熊 中山
MF 遠藤 田中 伊東 鎌田 南野
FW 上田
◎シリア戦?
GK 大迫
DF 谷口 富安 菅原 伊藤
MF 遠藤 守田 伊東 久保 三笘
FW 古橋
2025 あけましておめでとうございます!
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 2025年が幕を開けました。仕事以外はほぼサッカーに染まった人生を歩んできましたが、もう一度自分を見つめ直してみるスタートの1年にしたいと密かに思っています。などと言ってしまうと密かでも何でもなくなりますが、そ...
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その先生は私が小学校5年生の時に新任(新卒)で日野小学校に来られ、卒業までの2年間、私たちのクラス担任の先生になりました。名前は山村先生、滋賀大学教育学部を卒業されたばかりの若い先生でした。滋賀大学時代はサッカー部で、その当時も大学のOBチームでサッカーを続けておられました。...
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日本時間の12/10(火)夜、ノルウェーのオスロでノーベル平和賞の授賞式が行われ、日本被団協の田中照巳さんが自身の被爆体験、過去の活動や被爆者の現状、そして世界に向けて核廃絶の重要さを訴えられました。実際に演説が始まる前まではこれほど長い時間に渡って粛々と話されるとは、また感動...
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大学時代にお世話になった友人に会うため広島に行ってきました。大学1年~2年にかけて同じ下宿の隣の部屋にいた友人で、当時は当然毎日顔を合わせていたわけです。学部は違った(私は理工学部、彼は経営学部)ので勉強に関してはお互いほぼ役立たず?でしたが、私生活ではおそらく一番といっていい...